聖書の読み方
① 聖書を何回も読む(何回も聞く:音読、インターネットで聞く)
② 違った日本語訳の聖書を読む
口語訳、新改訳、新共同訳、新改訳2017、聖書協会共同訳
フランシスコ会訳、岩波訳、文語訳聖書
個人訳(尾山令仁現代訳、前田護郎訳、田川建三訳、ラゲ訳・・・
パラフレイズしたもの:リビングバイブル、聖書物語
人によっては、多言語的によむことができる場合は、それも参考にする。
③ 読む中で心にひっかかった語、文章について、辞書をしらべて理解をはかる
聖書事典・辞典、Wikipedia検索
④ 語を文脈のなかでとらえる
聖書語句辞典(同じ語が聖書の他の場面でどういう場合に用いられているか、日本語ではとらえられないニュアンスを捉える)
文脈的にとらえなおされた意味:コンコルダンス
⑤ 考える、思いめぐらす
発酵するのには、すこし時間や経験が必要か?いのり
イエス・キリストとの交わりを深める
⑥ イメージ化する
部分と全体を考えて、思いめぐらしたことが合っているか、誤解がないかを検証し、自分の世界にどう関わってくるかみる。試行錯誤。
⑦ 代表的な註解書、解説書を読んでみる
必ずしも、意見が同じにならなくても構わない。無理に自分の意見を従属させなくてもよい。
⑧ 「今、ここで、こういう問題のなかで、私たちにとって、わたしにとって」
この聖書のメッセージは何をかたろうとしているのか。
単に、聖書の教義の正しさを述べるにとどまらない。自分の事柄としてとらえる。
⑨ 他の人に分かるように語ってみる(論理化)
語ることにより、分かったことがより明確になる。
伝え、教えることは、学ぶこと。
語り、交わり、他の人の意見を聞くことにより知識が立体化する効果もある。
その他 読むときのヒント
心に引っかかる点を大事にしよう
自分で調べてみよう(情報を集める)
その場に自分がいることの感覚を大切にしよう
自分なりに体系化してみよう
専門家の体系的な知識は後にまわす:
体系的な知識を得るてっとりばやい方法である。一視点からの見方になる。
ときには無難な正統主義。
固定的で、他の人が考えた枠組みで整っているので、それをなぞれば、
分かった気になるが、本当には自分の血肉にはならない
体系化とは、どうまとめ、ならべたらいいか工夫すること
絵を描く、ねんどざいくで形を作る、陶芸、作曲、戯曲化、詩作
自分を観客席にいる聴衆と考えるだけでなく、演出する側の人間としてテキスト(聖書)にとりくんでみる
聖書をクラシックコンサートを楽しむように ポリフォニー(多様な音、声のつらなり)を感じるようにとらえられないか。バッハ、グレコ・・・
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